損害保険
損保ジャパンのPL保険を解説!ラインナップと特徴について

損保ジャパンのPL保険を解説!商品の特徴や企業の強みについて

損保ジャパンのPL保険を解説!ラインナップと特徴について

国内損害保険市場でトップクラスのマーケットシェアを占める損保ジャパンは、さまざまなPL保険を展開しています。

モンスタークレーマーやSNSの風評リスクなど、企業が備えるべきビジネスリスクは多様化しているのが現状です。

この記事では、損保ジャパンが提供するPL保険のラインナップと特徴を詳しく解説します。

国内はもちろん海外展開する事業者は、ぜひ加入する前に参考にしてみてください。

損保ジャパンのPL保険ラインナップ

損保ジャパンのPL保険ラインナップ

早速、損保ジャパンのPL保険ラインナップを確認しましょう。

  • 国内PL保険
  • ビジネスマスター・プラス
  • 企業総合賠償責任保険(和文CGL)
  • 海外PL保険

それぞれ異なる特徴があるため、自社の事業内容と合うものがあるかチェックしてみましょう。

国内PL保険

損保ジャパンの国内PL保険は、自社で販売した製品が原因で消費者や財物に損害を与えた際に、損害賠償金が支払われる保険です。補償対象には、輸入した製品も含まれます。

下記は、主な補償内容の抜粋です。

補償の種類 補償内容 支払限度額
基本補償 損害防止費用、緊急措置費用、権利保全行使費用、訴訟費用、協力費用
※不良完成品損害補償、不良製造品・加工品損害補償は10%まで補償
原則全額(自己負担額の設定あり)
オプション補償 被害者対応費用 被害者対応費用:10万円
対物臨時費用:2万円
保険期間中1,000万円
事故対応特別費用補償 保険期間中1,000万円
不良完成品損害補償 基本補償の支払限度額を50%または100%に引き上げ
不良製造品・加工品損害補償
リコール費用補償 保険期間中1,000万円

実際に補償の対象になる事例としては、下記が挙げられます。

  • お弁当に入っていた貝に細菌が付着していて、食中毒を引き起こした
  • 調理中に突然フライパンの柄が取れたため、手にやけどを負った
  • 配電工事の欠陥により漏電が発生し、機械を損壊させた

基本補償には支払限度額が原則ないため、PL事故のリスクを包括的にカバーできる保険です。

ビジネスマスター・プラス

損保ジャパンのビジネスマスター・プラスは、中小企業や個人事業主におすすめのPL保険です。

年間契約数は25万件(2023年9月末時点)を突破し、年々契約者が増加しています。

ビジネスマスター・プラスは5つの補償ユニットで構成されており、さまざまな事業リスクに備えられるのが強みです。

物損害ユニット 設備・什器・商品などの補償
工事ユニット 工事に関する補償
休業ユニット 営業休止時の利益や費用に関する補償
賠償ユニット 偶然な事故による損害賠償責任の補償
障害ユニット 労働災害や病気、所得の補償

事業内容や費用に合わせて、補償ユニットの中から必要なものを選べるのが特徴です。

また、オプションも豊富にあり、過度なクレームや思いがけない工事の施工不良、入院補償や休業補償もカバーできます。

1契約で完結するので補償のモレや補償のダブりの心配がなく、煩雑な事務作業を軽減できる点もメリットです。

企業総合賠償責任保険(和文CGL)

損保ジャパンの企業総合賠償責任保険(和文CGL)は、企業の事業活動に関わる賠償リスクを包括的に補償します。

CGLは「Commercial General Liability」の略で、PLや施設賠償、請負業者賠償などあらゆる賠償責任保険を1つにまとめたものです。

企業総合賠償責任保険(和文CGL)は、企業が次のような事故で負担する損害賠償金が補償されます。

  • 施設および業務遂行リスク
  • 請負業務遂行リスク
  • 生産物リスク、作業終了・引渡し後のリスク
  • 人格権侵害・宣伝障害

事業活動における賠償リスクを包括的にカバーできるため、事務管理コストや無駄な保険料の削減にもつながります。

海外PL保険

損保ジャパンの海外PL保険は、海外に輸出した製品が原因で、身体障害・財物損害事故が発生した際に生じる損害賠償金が支払われます。

海外は訴訟リスクが高く、損害賠償の金額も日本とは桁が違いますが、こうした高額補償にも対応している点が特徴です。

損保グループは28カ国・地域に拠点があり、先進国から新興国までグローバルに事業を展開しています。

国や地域ごとに最適な補償に加え、現地ネットワークによる各種支援や情報提供も行っており、海外での安定した企業活動をサポートを受けられます。

損保ジャパンのPL保険の特徴

損保ジャパンのPL保険の特徴

PL保険を選ぶときは、提供者である保険会社の特徴も調べることが大切です。

数ある大手保険会社の中で、損保ジャパンが優れている点はどのようなポイントか詳しく解説します。

補償範囲が広い

損保ジャパンのPL保険は補償範囲が広く、ニーズに合わせた幅広いオプションを用意しています。

例えばビジネスマスター・プラスは、1契約で「モノ・休業・賠償・ケガ・病気」のリスクが補償される、一石五鳥の保険商品です。

役員や従業員の治療費などが保障されるメディカル・マスターをセットすれば、長く安心して活躍し続けられるでしょう。

また、国内PL保険は、民法に基づく不法行為責任や債務不履行責任なども対象です。

不法行為責任 故意または過失によって他人の権利を違法に侵害した場合に、損害賠償責任を負うこと
債務不履行責任 債務者が債務の履行をせずに相手方に損害を与えた場合に、損害賠償責任を負うこと

そのため、PL法で問われる賠償責任よりも広い範囲をカバーできます。

国内外のPL訴訟に対応している

損保ジャパンは国内はもちろん、海外のPL訴訟にも強いのが特徴です。

前述した通り、損保グループは先進国から新興国まで28カ国・地域に拠点があります。

海外のPL事故は、現地での弁護士費用や訴訟費用も高くなりやすく、十分な補償が求められます。

グローバル展開している損保ジャパンなら、現地ネットワークによるサポートが手厚いため、海外PL対策も安心して任せることが可能です。

企業としての信頼性が高い

PL保険を検討する際に、損保ジャパンの信頼性の高さは非常に魅力的です。

国内損害保険市場ではトップクラスのマーケットシェアで、収入保険料規模は2016年度の3,517億円から2024年度には15,528億円(予想)にまで拡大しています。

海外も28カ国・地域に展開し、さまざまな国で保険の引き受けを行っています。

国内外のPL保険に対応しオプションも豊富なため、PL事故に関する不安をトータルでカバー可能です。

まとめ

まとめ

本記事で紹介した損保ジャパンのPL保険ラインナップは、次の4つです。

  • 国内PL保険
  • ビジネスマスター・プラス
  • 企業総合賠償責任保険(和文CGL)
  • 海外PL保険

事業内容や予算に合わせて選択することで、ムダな費用を抑え事務管理コストも軽減できます。

オプションも複数あるので、自社の事業リスクに合わせて適切に選ぶことが大切です。

見積もりやパンフレットは取扱代理店が対応しているため、まずは無料相談を依頼してみましょう。

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