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富国生命の法人保険とは?企業情報や保障内容を解説

富国生命の法人保険とは?経営を守る資金準備・福利厚生プランについて

富国生命の法人保険とは?企業情報や保障内容を解説

「経営者向けの生命保険に加入したい」「会社の福利厚生制度を充実させたい」

このような悩みから、法人保険に加入する企業は少なくありません。事業保障や人材の獲得・定着の観点からも、法人保険の活用は企業にとって重要な施策と言えます。

数ある保険会社の中でも、富国生命(フコク生命)は長年の歴史と相互扶助の理念を軸に、多くの企業に安定した保障と資金準備の手段を提供してきました。

本記事では、富国生命の法人保険の基本情報から主な商品、導入メリット、注意点まで徹底的に解説します。<まだ法人保険導入が検討中の方も、具体的な加入先候補を探している方も、ぜひ最後までご覧ください。

富国生命(フコク生命)の基本情報

富国生命(フコク生命)の基本情報

富国生命は、徴兵保険会社(徴兵者やその家族の生活保障を目的とした保険会社)として大正時代に誕生しました。

創業時から相互会社の形態を取り、経営理念として「ご契約者の利益擁護」を掲げています。

相互会社
保険会社にのみ認められる会社形態で、相互扶助を目的とした非営利法人のこと。株主がおらず、保険契約者それぞれが構成員(社員)となる。

会社概要は以下の通りです。

会社名 富国生命保険相互会社
創立 1923年11月
本社所在地 大阪本社:
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2
千葉ニュータウン本社:
〒270-1352 千葉県印西市大塚2-10
営業拠点 62支社(11営業部、469営業所)
従業員数 12,373名(お客さまアドバイザー9,515名、内務職員2,858名)※ 2024年3月末現在
基金(株式会社の資本金に相当) 1,280億円(基金償却積立金を含む)※ 2024年3月末現在
事業の内容 個人・企業向け保険商品の販売など

富国生命では商品設計や契約アドバイスを窓口や専用センターで提供しており、申告・証明手続きなどに関する情報案内も充実しています。

富国生命の法人向け事業は「団体保険」や「年金保険」が強み

法人保険とは、企業活動を行う株式会社や中小企業が、経営者・従業員の生活保障や事業継続のために契約する保険商品の総称です。主な目的は「経営リスクへの備え」と「企業年金・福利厚生制度の設計」であり、定期型保険や年金制度、退職金代替としての利用など、内容に応じた多様な保険プランが用意されています。

富国生命が提供する法人保険は、主に「団体保険」と「年金保険」を軸に展開しています。

カテゴリ 内容 商品例
団体保険 従業員の死亡・入院・がん治療などの保障が目的の保険 団体定期保険・医療保険・団体信用保険
年金保険 退職後の生活設計や税制優遇を活用した資産形成を目的とする保険 企業年金・確定拠出年金制度など

他にも、債務者を被保険者とする信用保険や、経営者個人の保障を行う商品などを提供しています。

企業の「今のリスク対策」と「未来の安心準備」の両方を支えられる点が、富国生命の法人保険が持つ特徴です。

利用者の評判

法人保険を選ぶときは、利用者の評価も重要な判断材料です。

以下、実際に富国生命を利用した人の口コミを紹介します(個人向けサービスの利用者も含みます)。

【良い点】

対面で親切、相談しやすく満足です。
仕事でフコク生命の方と知り合い、軽い気持ちで契約しました。定期的に担当の方が訪問してくださり、雑談をする中で、子供の出産時に管理入院をしたことを話すと「それ、保険使えると思うよ!調べて書類持ってくるからね」と迅速に対応してくれました。書類の記入も担当の方が親切に教えてくれたので、全く苦労はありませんでした。知識のない私は、出産で保険が使えるとは思っていなかったので、担当の方に何気なくお話したことで手続きを開始してもらえて本当に助かりました。

勧誘が酷いのはどこも同じ。保障内容に不満なし。
勧誘がひどい!とのコメントが多いですが、わたしの地域では他の保険会社さんの方がアンケートやリクルート活動が盛んなように思います。
保険自体は不満もないですし(他社に比べても戻ってくるお金が多い)、私の担当の方は適度な距離感で丁度いいです。結局は保険を選ぶ基準は担当の営業の方次第なのかな~と思います。

【気になる点】

保険担当者
長年入っていた保険会社からフコク生命に変わったのは良かった「最初だけ」担当者もよく顔を見せに来てくれた、何年かすると全くと言って良いほど「全然」寄り付かない。怪我、病気等をして連絡をした時に書類を持って来て後は知らない振り「私が思うには」もう何年も連絡なしこんな保険会社と言うか担当者は変わって貰いたい。率直な意見。この年で新しく保険会社を変えることも出来ないから困っています。

引用:みん評「フコク生命の口コミ・評判」

顧客対応について良い意見と悪い意見の両方ありますが、保障内容に対して好意的な意見も多く見られました。

富国生命に限らず、法人保険選びは信頼できる専門家に相談することが特に大切なので、相手方の対応やアドバイスは慎重にチェックしたほうが良いでしょう。

富国生命の法人保険ラインナップ|主なプランと特徴

富国生命の法人保険ラインナップ|主なプランと特徴

ここからは、富国生命の主な法人保険商品を解説します。

「オーナーズプランZ」で経営者保障と資金準備を両立

富国生命のオーナー向け保険「オーナーズプランZ」は、経営者自身の保障と資金準備を同時に行える法人契約専用の定期保険です。被保険者(経営者)が死亡または高度障害状態になった場合、設定した保険金が法人に支払われます。

保険期間は最長95歳まで設定可能で、経営者の長期在任・高齢化リスクにも対応可能です。

パックできる特約として、不慮の事故に備えられる「傷害特約」や「災害割増特約」もあり、会社の資金計画や経営戦略に沿った柔軟な設計ができます。

保険料は4割損金算入が可能(解約返戻率80%の場合)で、短期的な節税対策(課税の繰延)としても活用できる法人保険です。

「オーナーズプランZ」の活用方法

  • 経営者の死亡保障
  • 退職慰労金・事業承継資金の準備
  • 長期資金計画
こんな企業におすすめ!

  • 事業保障・退職慰労金・事業承継対策を検討中の法人および経営者

「総合福祉団体定期保険」で従業員全員の福利厚生を充実

富国生命の「総合福祉団体定期保険」は、企業(団体)が従業員等の万一に備え、福利厚生制度の充実を図るための団体向け定期保険です。従業員全員を被保険者として加入します。

被保険者が死亡または所定の高度障害状態になった場合、設定した保険金額が企業(保険契約者・受取人)に支払われ、死亡退職金や弔慰金、遺族補償金の支払い原資として活用可能です。

企業が支払う保険料は全額損金として算入できるため、税務効果としても大きなメリットがある商品です。

なお、従業員のうち希望者を被保険者とする「団体定期保険」や、病気やケガをカバーする「新団体医療保険」もあります。

「総合福祉団体定期保険」の活用方法

  • 死亡退職金・弔慰金・遺族保証金の資金準備
こんな企業におすすめ!

  • 法人保険で従業員の安心感を高め、モチベーションアップにつなげたい企業
  • 損金算入でまとまった金額の節税(課税の繰延)がしたい企業

「拠出型企業年金保険」で退職後の生活保障を確保

富国生命の「拠出型企業年金保険」は、従業員の将来の資産形成を支援しながら、企業の福利厚生制度の強化を図る施策として注目されています。

企業が毎月の保険料を拠出し、従業員の退職後の年金資金を計画的に積み立てます。退職後は終身年金や一定期間年金として支給可能で、従業員の老後生活の安定と企業の社会的責任を果たす制度設計が可能です。

また、企業が拠出する保険料は損金算入が可能であり、税務上も有利な仕組みとなっています。

なお、富国生命では「一時払退職後終身保険」や「確定給付企業年金保険」などさまざまな年金保険を取り扱っており、企業の年金制度導入を総合的に支援できる体制が特徴です。

「拠出型企業年金保険」の活用方法

  • 従業員の退職金準備
  • 他の年金保険と組み合わせることで、包括的な退職金給付制度を設計可能
こんな企業におすすめ!

  • 退職金制度の導入により、人材定着や社会的信頼の向上につなげたい企業
  • 損金算入でまとまった金額の節税(課税の繰延)がしたい企業

富国生命の法人保険を選ぶメリット

富国生命の法人保険を選ぶメリット

数ある法人向けの保険会社・保険商品のなかでも、あえて富国生命の法人保険を選ぶ理由は「堅実性」「顧客密着のサポート体制」「商品設計の柔軟性」にあります。

富国生命は1923年創立以来、相互会社として株式会社とは異なる「お客さま本位の運営」を重視し、経営者や企業担当者に寄り添った保険提案を行ってきました。

経営者向けのオーナープランZや団体保険、確定拠出年金・企業年金など多様な商品を揃え、企業規模・業種・資金計画・税務戦略に合わせて最適な設計が可能です。また、全国62支社・469営業所のネットワークと「お客さまアドバイザー」による訪問対応、契約後の運用・見直し・解約・保険金請求時まで丁寧にサポートする体制が整っています。

さらに、解約返戻金や満期保険金を活用した資金準備と税務メリットを両立できる設計力も富国生命の強みです。法人保険の導入・見直しを検討する際、信頼できる担当者と長期的に安心して付き合えることは大きな価値であり、富国生命をおすすめする理由となっています。

法人が保険に加入したときの税務処理方法について

法人が保険に加入したときの税務処理方法について

法人保険の種類や解約返戻率(支払済み保険に対する解約返戻金の割合)など、契約内容によって異なります。

例えば、富国生命の「オーナープランZ」は解約返戻率が80%の場合、支払保険料の4割を20年間にわたって損金算入します。その後、一定期間は保険料の全額を、後期の「取り崩し期間」に入ったときは支払保険料に「損金算入しなかった金額分(資産計上していた分)」を分割して上乗せします。

一方、団体定期保険や年金保険などは、福利厚生の要件を満たすことで保険料の全額を損金算入可能です。

ただし、将来的に受け取る保険金や解約返戻金は課税対象となるため、保険料の損金算入はあくまで「課税の繰延」であり、永続的な節税効果はないため注意しましょう。

よくある質問【FAQ】

よくある質問【FAQ】

ここでは富国生命の法人保険に関して多く寄せられる質問と回答をまとめて紹介します。

導入検討時の参考にして、あらかじめ疑問を解消しておきましょう。

Q1. 富国生命のオーナープランZは何歳まで加入可能?

A. 「オーナープランZ」の加入年齢は15~75歳となっています。契約内容や保障期間、保険料支払期間などよっても異なる場合があるため、事前に担当者へ確認しましょう。

Q2.  解約返戻金の返戻率はどの程度ですか?

A. 返戻率は契約年数、プラン、特約内容、経営状況により変動します。契約前にシミュレーションで具体額を確認可能です。

Q3. 契約後の見直し・変更は可能ですか?

A. 内容変更、特約の付加・削除、保険金額の変更など見直し対応可能です。経営状況の変化に合わせて担当者に相談しましょう。

Q4. 法人保険選びのポイントは?

富国生命に限らず、法人保険の商品選びは以下のポイントをチェックしましょう。

  • 法人保険の加入目的を明確にする
  • 自社のリスクに適した保険商品を選ぶ
  • 解約返戻率や損金算入割合を把握する

適切な法人保険を選ぶためには、経営から税制まで幅広い知識が必要です。商品選びに迷ったときは、保険代理店などで「複数の保険商品」を比較・検討し、プロのアドバイスを求めましょう。

まとめ

まとめ

富国生命の法人保険は、経営者・企業にとって「事業保障」「資金準備」「福利厚生強化」を同時に実現できる実践的な経営ツールです。

オーナー向けプランZを活用すれば、経営者の退職金準備や事業承継資金確保、万一の事態への備えを行いつつ、税務戦略の一環として保険料の損金算入を活用可能です。また、団体保険・確定拠出年金・企業年金制度を導入することで、従業員の生活保障や退職後の資産形成支援が可能となり、企業の福利厚生充実と社会的信用力の向上にもつながります。

富国生命では、契約設計・導入相談・申込手続き・契約後の見直し・解約時の税務処理・保険金請求まで一貫したサポート体制が用意されており、初めて法人保険を導入する企業でも安心して運用可能です。経営のリスク管理と将来の資金計画を効率的に進めたい経営者・企業担当者は、ぜひ富国生命の法人保険の活用を検討してみましょう。

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