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エヌエヌ生命の法人保険は中小企業に強い!会社の特徴と商品内容を解説

中小企業の味方!オランダ発の保険会社

近年、法人保険分野で比較対象に挙がることが多いエヌエヌ生命は、どのような保険会社なのでしょうか。

生命保険会社にはそれぞれ特徴・特色があります。国内大手、準大手、外資系、損保系など、商品内容や保険料、サービス内容に得意分野や特色を付けています。

この記事では、エヌエヌ生命の特徴(会社概要・販売体制)と、法人向けに検討されやすい主な商品タイプについて分かりやすくご紹介していきます。

当記事の監修者:金子 賢司

  • CFP
  • 住宅ローンアドバイザー
  • 生命保険協会認定FP(TLC)
  • 損保プランナー

東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。
趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・情報発信しています。

エヌエヌ生命とは?

NNlifeとは

エヌエヌ生命は正式名称をエヌエヌ生命保険株式会社といい、オランダ発祥の保険グループを源流にもつ生命保険会社です。日本では中小企業向けの法人保険分野に強みを持ち、法人向けの商品を数多く取り扱っています。

Care(配慮)、Clear(明瞭)、Commit(責任)

をモットーとしており、中小企業などが加入する法人保険を主力として展開しています。

また、会社概要としては、保険財務力格付け(S&P)やソルベンシー・マージン比率などの指標が公表されています。S&Pによる保険財務力格付けは「A」(2025年6月24日現在)、ソルベンシー・マージン比率は922.4%(2025年度第2四半期)とされています。

沿革(これまでの歴史)

エヌエヌ生命という名称に馴染みがない方も多いかもしれません。しかし最近できた生命保険会社ではなく、日本では1986年から営業を開始しています。

当初は「ナショナーレ・ネーデルランデン生命保険会社N.V.日本支店」として事業を行い、1995年に日本法人として生命保険事業免許を取得しました。

その後、1997年に名称をアイエヌジー生命に変更し、日本初の変額年金保険を販売するなど、商品分野の拡充も進めています。

そして2015年にエヌエヌ生命へ社名変更し、現在に至っています。

中小企業向け商品を主力とするのが特徴

エヌエヌ生命の特徴は、中小企業向けの法人保険を主力商品としている点です。

商品のラインナップとしては個人向けの保障も取り揃えていますが、法人分野では「経営者・役員の保障」「退職金・弔慰金などの資金準備」「就業不能や重大疾病など“生存リスク”への備え」など、目的別に比較しやすい商品が用意されています。

販売手法は「代理店販売方式」

エヌエヌ生命の特徴の一つに、代理店販売方式があります。国内の生命保険会社の多くは、営業職員が営業を行う手法を続けてきました。

その一方、エヌエヌ生命では委託契約をしている代理店がコンサルティングによって保険商品を提案する方式を採用しています。

契約者等に対するサービス向上に向けた代理店登録等管理業務において、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001:2015」を取得しています。全国の代理店に対して行っている体系的な教育や研修が評価されている点も特徴です。

法人保険は税務・会計・キャッシュフローなどの論点が絡むため、コンサルティング力が求められます。加入を検討する際は、目的と資金計画を整理したうえで、複数の設計案を比較することが重要です。

エヌエヌ生命の評判は?

エヌエヌ生命については、法人向けに商品タイプが揃っている点や、返戻金のある設計を含めて比較しやすい点が評価されることがあります。

一方で、社名変更後の印象などから、名称の認知という点では好みが分かれる場合もあります。

会社としての健全性の目安としては、スタンダード&プアーズ(S&P)による保険財務力格付けや、ソルベンシー・マージン比率などの指標が公表されています。

保険財務力格付け(S&P) ソルベンシー・マージン比率
A 922.4%

また、法人保険以外にも事業承継や従業員の福利厚生のための生命保険を取り扱っており、代理店によるコンサルティングを通じて経営者を幅広くサポートする体制が整っている点はおすすめできます。

エヌエヌ生命の主要商品5つ

エヌエヌ生命では、目的に合わせて複数の商品タイプが用意されています。ここでは代表的な5商品を、「特徴 → 向いている企業 → 注意点」の順で整理します。

  • 定期保険クオリティ(Quality)
  • 無解約返戻金型定期保険スマートターム(Smart Term)
  • 生活障害保障型定期保険クオリティプラス(Quality Plus)
  • 重大疾病保障保険クオリティディーディー(Quality DD)
  • 就業不能保障保険Ⅳ型(IPI Ⅳ型)

①定期保険クオリティ(Quality)

【特徴】
最短5年から最長100歳満了まで、保険期間を柔軟に設計できる定期保険です。保険金額も高額まで設定でき、設計によっては解約返戻金が見込まれるタイプがあります(返戻金は経過に応じて増加し、その後低下して最終的に0円となる設計が一般的です)。

【向いている企業】
経営者・役員の万一に備える大型保障を確保しつつ、退職金・弔慰金など将来の資金需要も意識して検討したいケースに向きます。事業継続資金、借入金返済資金の準備として検討されることがあります。

【注意点】
解約返戻金のピークや推移は設計により変わります。目的の時期を外すと受取額が想定とずれることがあるため、設計書(解約返戻金推移表)で出口(解約・減額・払済など)まで含めて確認しましょう。税務上の取扱いも契約条件により異なります。

②無解約返戻金型定期保険スマートターム(Smart Term)

【特徴】
保険期間中の解約返戻金をなくすことで、同程度の保障を比較的割安な保険料で確保しやすい定期保険です。死亡・高度障害など、保障を「必要な期間だけ」持つ設計に向きます。

【向いている企業】
資産性よりも保障効率を重視したい場合に相性がよい商品です。事業保障・借入金返済など、経営者に万一があったときの必要資金を「低コストで確保したい」ニーズで検討されます。

【注意点】
解約返戻金がないため、退職金準備など「将来の受取り」を前提にした使い方には向きません。特則・特約の有無で保険料や保障内容が変わるため、見積条件を揃えて比較しましょう。

③生活障害保障型定期保険クオリティプラス(Quality Plus)

【特徴】
死亡・高度障害に加えて、認知症や所定の要介助状態など、生活障害状態になった場合にも保険金が支払われるタイプの定期保険です。長期の保障設計が可能で、設計によっては解約返戻金も備えられます。

【向いている企業】
死亡だけでなく“生存リスク(認知症・要介助など)”にも備えたい経営者・役員向けに検討されます。退職金・将来資金の準備と合わせて検討したい場合にも候補になります。

【注意点】
生活障害の定義・支払要件は限定的で、商品・約款に定める所定の状態に該当する必要があります。返戻金の推移や満了時の取扱い(0円となる設計等)も含め、設計書で確認しましょう。

④重大疾病保障保険クオリティディーディー(Quality DD)

【特徴】
がん・急性心筋梗塞・脳卒中など三大疾病で所定の状態になった場合に、まとまった保険金を受け取れるタイプの保障です。設計により解約返戻金がある商品性となっています。

【向いている企業】
経営者の重大疾病による資金ショックに備えたい場合に検討されます。治療費だけでなく、事業の立て直し資金や当面の固定費対応など、資金ニーズを想定して保障額を設計する考え方です。

【注意点】
支払要件(所定の状態や継続条件等)を満たした場合に保険金が支払われ、契約が消滅するタイプが一般的です。死亡時の給付は「責任準備金相当額」となる設計もあるため、死亡保障を主目的にする場合は別商品との組み合わせも含めて比較しましょう。税務上の取扱いも契約条件により異なります。

⑤就業不能保障保険Ⅳ型(IPI Ⅳ型)

【特徴】
病気やケガで長期に働けなくなった場合に、所定の待機期間(例:60日超)を経て、毎月の給付金を受け取れるタイプの保障です。解約返戻金がある設計のほか、無解約返戻金型を選べる場合もあります。

【向いている企業】
死亡リスクだけでなく“就業不能(働けない)”リスクに備えたい場合に検討されます。経営者・役員・従業員の就業不能による収入減を想定し、会社の固定費や生活費の補填を目的に設計する考え方です。

【注意点】
就業不能の定義(どの状態が対象か)や、給付開始までの待機期間、給付期間・上限などは契約内容で異なります。返戻金の有無によって保険料水準も変わるため、目的に合うタイプを選びましょう。

法人保険を検討する前に押さえたいポイント

エヌエヌ生命の主力商品である法人保険には、目的に合えば心強いメリットがあります。一方で、入り方を誤ると負担や誤認につながる点もあるため、基本を整理しておきましょう。

法人保険の主なメリット

  • 経営者・役員の万一に備え、事業継続資金・借入金返済資金などを準備しやすい
  • 退職金・弔慰金など、将来の資金需要に向けた計画づくりに活用しやすい
  • 福利厚生として従業員向けの保障を整える際の選択肢になりやすい

法人保険の主なデメリット(注意点)

  • 保険料負担がキャッシュフローを圧迫することがある(短期的な利益だけで判断しない)
  • 解約返戻金の推移は商品・設計で変わり、解約時期によって受取額が大きく変動する
  • 税務上の取扱いは契約形態・最高解約返戻率等で異なり、「全額損金/半額損金」など一律ではない

法人契約の保険料の会計・税務処理は、契約者・受取人の設定、最高解約返戻率、保険期間、特約等により異なります。2019年7月8日以後の契約分では、一定の要件に該当する場合、保険料の一部を資産計上し、所定の期間で取り崩す取扱いとなります。契約前に、設計書・約款等の条件確認と、税理士等への相談をおすすめします。

まとめ

これまでエヌエヌ生命の概要や商品、評判などをご紹介してきました。

エヌエヌ生命は法人保険に強いという特徴があるため、最近ではエヌエヌ生命の法人保険を取り扱う保険代理店も増えてきているようです。

法人保険は、目的(保障/退職金・弔慰金準備/就業不能・重大疾病への備え等)によって適した商品設計が変わります。加入を検討する際は、設計書(解約返戻金推移表)で「いつ・いくら・どのように受け取るか」を確認し、税務上の取扱いも含めて比較検討しましょう。

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