法人向けの損保について

法人保険の種類

企業向けの損害保険の選び方は?代表的3社を徹底解説!

企業向け損害保険
私たちが家財保険や地震保険に加入して、突如発生する事故や災害による損害から財産を守るように、法人向けにも様々な損害を補償する保険があります。

法人向け保険の場合、大損害から法人を守ることに加え、被った損害から復旧するまでの間、事業が再開出来ないことによる損失をカバーすることも重要なポイントとなります。

また法人向け保険は事業内容や規模によって補償が必要な損害の範囲も大きく異なります。従って、個人向けよりもさらに柔軟性の高い保険を選び、あらゆる損害が発生するリスクに備えていくことが大切です。

今回は法人が損害保険に入る目的と、主な法人向け保険の種類、そしてこの種類ごとにおすすめの保険をそれぞれ3つずつご紹介します。


損害保険は何のために入るべき?

法人が事業を行う上では、様々な損害が発生するリスクに直面します。

たとえば法人の事務所や店舗など、法人で所有する財産が火事やその他の災害によって失われてしまうリスク、お客様を傷つけてしまうことによる賠償リスク、そして商品の輸送中に事故に巻き込まれてしまう運送リスクなど、例を挙げるとキリがありません。

これらのリスクによって法人の事業がストップしてしまう可能性を防ぎ、万が一大きな損害が発生する事態があっても、何も気にすることなく商いを進めていくためには、法人向けの損害保険に入ることが効果的です。

トラブルやアクシデントが発生した場合でも、法人保険で損害に対する補償や各種の手続きがカバーされていれば、法人は事業を継続することに全力を注ぐことが出来るからです。


法人向け損害保険は3つの種類がある

法人向けの損害保険にはカバーする損害ごとに大きく分けて3つの種類があります。順番に見ていきましょう。


火災保険:企業(法人)の持つ財産の損害をカバーする

法人が所有する店舗や事務所、そしてそこに置いている備品や商品は、火災をはじめとした災害や事故によって消失することがあり、その場合非常に大きな損害を被ります。

法人向けの火災保険はこの会社が持つ財産と、復旧まで通常通りの営業が行えないことによって生じる損害をカバーする保険です。個人向けの火災保険と異なり、営業再開までの見込み損失までカバーされることが大きな特長に挙げられます。

また、最近は火災保険に限らず、洪水や地震などの災害、その他あらゆる原因によって生じる企業財産の損害をカバーする企業総合保険が定番となりつつあります。


自動車保険:事故によって発生した法人への賠償責任をカバーする

法人の従業員が営業車で移動している最中、事故を起こして通行人にケガをさせてしまった。あまり考えたくないことですが、こうした損害事故は決して珍しいものではありません。

治療費や慰謝料などの賠償が必要なことはもちろん、その他にも様々な手続きが必要となり、小規模な法人の場合には事業の継続に差し支える損害になる可能性も十分に考えられます。これをカバーするのが法人向けの自動車保険です。

事故によって発生した賠償責任をカバーするのはもちろんのこと、保険会社の熟練した担当者が事故後の交渉にあたるため、被害者にとっても最良の形で事故の解決を図ることができます。

賠償責任は自動車に限ったものではありません。たとえば自社の製品を使用したことにより、ケガをしてしまった場合には、PL(生産物賠償責任)保険によって治療をはじめとした各々の賠償をカバーできます。

業種と事業規模によってこのPL保険の損害のカバー範囲や保険料は様々ですが、PL責任を問われることは今後ますます多くなることが見込まれます。

いずれ自動車保険や火災保険と同じく、法人が加入必須の損害保険になる日も、そう遠くないでしょう。


その他:運送保険

輸出入が多い事業を営んでいる法人の場合、輸送時に何かしらの事故に巻き込まれて損害が出る可能性が考えられます。

貨物船の沈没や輸送機の墜落、それほど大げさな損害でなくとも、陸路を走るトラックが事故に巻き込まれることを考えると……自社の商品や購入したものは出来る限り、安全かつ確実な運送であって欲しいと願うばかりです。

このような時に役立つ保険が、その名もズバリ法人向けの「運送保険」です。これは外航・内航貨物海上保険と国内運送保険を組み合わせて作られるものであり、運送業者だけでなく依頼する法人ももちろん保険をかけることができます。

より確実な商品や原材料の受け渡しを進めるためには、必須の法人向け損害保険であるといえるでしょう。


種類別!代表的な損保3選

それでは最後に、法人向けの各損害保険ごとに代表的な商品をご紹介します。法人保険料も確かに重要なポイントですが、以下3点のチェックは必須です。

  • どんな損害をカバーしているのか?
  • 補償は充実しているのか?
  • 何か不利な条件はないか? 

  • ここは忘れないようにしましょう。


    火災保険

    法人向け火災保険はこの3つです。

    富士火災「三冠王Lite」

    ⇒富士火災の三冠王Liteは、火災に限らずあらゆる最大で被った損害をカバーしてくれるため、ひとつの保険で多くの損害リスクを抑えたいと考えている方にとっては最適な法人向けの損害保険の一つです。

    ユニークな補償として、店舗の外壁やシャッターに描かれた落書きを消す費用についても損害保険のカバー対象となっています。

    たかが落書きであっても、雰囲気を大切にするお店にとって、大きな損害になりえます。そうした事情も考慮した上でカバー対象に含む三冠王Liteは、まさにおすすめの損害保険であるといえるでしょう。

    東京海上日動「企業総合保険」

    ⇒東京海上日動の企業総合保険は、損害に対する補償だけでなく、休業補償が手厚いことでも定評があります。

    トラブルの発生時、営業再開まで長い日数を要することが見込まれる場合には、ぜひともこうした補償が含まれた法人向け損害保険を選びたいものです。

    セコム損保「普通火災保険」

    ⇒火災による損害のみの補償を希望する方には、セコム損保が提供している普通火災保険がぴったりです。

    あらゆる災害による損害をカバーする法人保険が増えたことにより、火災のみを補償対象とした損害保険が少なくなってしまったことが法人向け保険の難点に挙げられるのですが、この保険でしたらそのお悩みを解決できますね。

    補償対象が限られている分、保険料は低く抑えられるので、シンプル・イズ・ベストな選択肢になることが期待できます。


    自動車保険

    自動車保険は個人向けにも魅力ある損害保険を提供しているこの3社です。

    チューリッヒ保険「スーパー自動車保険」

    ⇒チューリッヒのスーパー自動車保険なら、1台から法人向けの自動車保険に加入できます。

    法人向け自動車保険は10台以上の一括契約が条件である会社も少なくありません。
    保有する営業車の台数が少ない場合には、まず損害保険選びの段階から苦労してしまうことも考えられますが、この保険ならそんな心配も無さそうです。

    もちろん事故対応や移動途中のアクシデントに対応するロードサービスの充実度も優れているため、補償内容と契約条件の柔軟性の双方において優秀な損害保険であるといえます。

    三井住友海上「自動車保険・一般用」

    ⇒三井住友海上の自動車保険は、シンプルな内容である代わりに、様々な特約が取り揃えられていることが特長です。

    「営業車」と一口に言っても、利用頻度や距離によって、どんな損害保険がベストなのかは異なります。

    しかし三井住友海上であれば営業車の利用状況に応じて保険を組み立てていけるのです。これを活用することにより、無駄な補償を省いた最適な損害保険を作り上げることが出来るでしょう。

    富士火災「富士火災の自動車保険」

    ⇒最後に富士火災。こちらは補償内容の充実度では先の2者と大差ないものの、「社長ホッとコール」と呼ばれる優れもののサービスが用意されています。

    通常自動車の損害保険は事故を起こしてしまった本人と被害者の間に立って各種の手続きや交渉を進めていきます。

    けれど場合によっては、代表者も事故後の対応について現況を把握しておきたいという方が多くいます。

    富士火災の「社長ホッとコール」では、こうしたニーズに応え、事故後の対応がどのくらいまで進んでいるかを、代表者へも逐一伝えてくれます。

    当事者だけでなく、代表者である自らも責任を持って対応したいと考えている方にとって、まさに最適なサービスです。


    補償内容の充実度について3社とも大きな差はなく、いずれも優れています。

    それに加えてこの3社には、契約可能台数と自由度の高さ、そして速やかな連絡体制といった、それぞれ異なる魅力がありましたね。


    その他:運送保険

    最後の運送保険でおすすめは、次の3社です。

    東京海上日動「外航・内航貿易海上保険、運送保険」

    ⇒東京海上日動は我が国における貿易海上保険で最も古い歴史を有する損害保険会社です。

    そのため契約企業のニーズに合わせて様々な保険を提供しており、運送保険において日本トップクラスの充実度を誇ります。

    三井住友海上「外航貨物海上保険、フルライン(国内運送保険)」

    ⇒また三井住友海上も同じく運送保険に定評があります。

    国内外ともにどのようなルートで物流を行っているのかを精査し、各種運送・海上保険を組み合わせることで、補償が決して切れてしまうことのないオーダーメイドの損害保険プランを作ってくれます。

    各種の運送を個別に申し込んだ場合、思いがけなず損害補償の穴ができてしまうことがありますが、三井住友海上に関しては、このような心配は一切無用です。

    共栄火災

    ⇒また共栄火災では東京海上と三井住友に近い充実度の運送保険を提供し、さらに過去3年間の保険金支払い状況によって損害保険料の割引を受けられる点が優れたポイントに挙げられます。

    運送保険は1度契約したら1年効力が発揮するものです。長い目で損害保険を選ぶ場合には、共栄火災も魅力的な選択肢になることでしょう。


    まとめ:法人向けの損保はリスクヘッジとなる

    アクシデントを防ぎ、事業へ100%専念するためには、法人向け損害保険の加入が必須といえます。

    数ある損害保険会社から自社にとってベストな保険を選ぶのは大変ですし、毎月の保険料も負担になりますが、その分何か予想外の出来事があっても心配いらない安心感と、それによって得られるさらなる企業の成長が期待できます。

    企業によって、どんな保険が必要なのかはまちまちです。けれどどの業種であっても、火災・自動車保険は必須であるといえます。

    まずは何よりも先にこの2つを、そして小売業や加工業など、国内外で物流に携わる機会のある企業の場合にはこれに加えて、運送保険の申し込み検討をされてみてはいかがでしょうか。

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